自動車レースの最高峰、F1で歴代最多勝利を挙げたシューマッハー氏が
スキーをしている最中に転倒して頭を強く打ち、意識不明の重体となっています。
あのF1で活躍した人ですら、防げなかったスキー事故。
しっかり注意していないと非常に危険ですね!
スキー場での事故はどんなものがあるのでしょうか?
スキー場の事故ってどんなものがあるの?
スキー場での事故は2012年のシーズンでは、スノーボードも含めると3110件あります。(全国スキー安全対策協議会 スキー場傷害報告書より)
その内訳は、スキーの受傷者数 1,171 件,スノーボードの受傷者数 1,917 件,
ソリ 14 件,その他 8 件でした。
スノーボード人口が増えているせいか、スノーボードの事故の方が多いですね。
また、事故時の天候ですが、晴:40.1%、曇:21.2%、雪:35.5%、雨:3.0%
となっており、天候はあまり関係ないと言えます。
雪の時は注意力が増しますが、晴の時は注意力が散漫になるのかもしれませんね。
晴れている時の油断は大敵です。
過去のスキー場での事故はどんなものがあるのでしょうか?
①オランダ王子がスキー事故で死去
オランダ王室のヨハン・フリーゾ王子が2012年2月、オーストリアでスキー中に雪崩に遭遇。
救助されたが、雪の下敷きになっている間、酸欠になり脳が損傷、意識が戻らず。
②「たけしの元気が出るテレビ」有名だった広瀬氏がスキー事故で死去
日本テレビの『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の
「勉強して東大に入ろうね会」という企画で有名になり、
「広瀬くんの失敗しない受験術」という本を出していた広瀬氏が、
28歳のときに雫石スキー場でコース脇の立ち木に激突して死去。
その死は日本テレビのワイドショーなどで伝えられた。
③滑走中に衝突。65歳女性が死亡、中学生が重症。
2011年12月、富良野スキー場で65歳の女性と中学2年生の男子生徒がスキー滑走中に衝突。
女性は胸などを強く打ち多発性外傷ショックで死亡。
男子生徒も胸の骨を折るなどの重賞を負った。
④スノーボードでジャンプ失敗。ボーダーの会社員死亡。
2011年12月、ニセコ花園スキー場でスノーボードをしていた31歳の男性が
ジャンプに失敗し、頭を強く打ち、頭の骨などを折り、死亡した。
このようにスキーやスノーボードの事故は決して珍しいものではなく、
私たちの身近なところで発生するので、注意が必要です。
スキー場での注意点は?
①ゲレンデでのマナーをしっかりする。
ゲレンデではスキー場の端の方に座り、
絶対にゲレンデの真ん中の方に座ってはいけません。
真ん中で休憩している時に、滑ってくる人と衝突してしまうと、かなり危険です。
②必ず周囲の状況を確認してから滑る
これはスキーやスノーボードをやる上での基本ですね。
確認するかしないかのちょっとした心がけで事故は防げるものです。
③ストラップはしっかりする。
スキー、スノーボード共に転倒時などのはずみでストラップが外れてしまうと、
外れたものが滑走中の人や休憩中の人にぶつかりかねません。
しっかりストラップを固定しましょう。
④リフトの乗り降りは安全に。
スキー場での事故は、初心者だけでなく、中級者にも多いのが特徴です。
特にリフトは慣れてくると気が抜けがちです。
万が一のため、他の人に気をつけてリフトの乗り降りは細心の注意をしましょう。
⑤ヘルメットをしっかり装備する。
頭を打つと即死の可能性もあります!
シューマッハー氏はヘルメットをしていたから意識不明で済んでいますが、
ヘルメットをしていなかったら即死だったそうです。
少し面倒でもヘルメットは必ずしてくださいね!