ドラマ「僕のいた時間」がついにスタートしましたね!
ドラマ内では三浦春馬が「ALS」という難病にかかってしまいますよね。
ALSは本当に怖くて恐ろしい難病です。
ALSってどんな病気なんでしょうか?
ALSってどんな病気?
ALSとは「amyotrophic lateral sclerosis」の略で、
筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)と言います。
脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える「運動ニューロン(運動神経細胞)」
が侵され、重度の筋肉の萎縮と筋力低下をもたらす神経変性疾患で、
難病の1つとして指定されています。
発症すると進行が早く、
患者の約半数が発症後3年から5年で呼吸筋麻痺により死亡する病気です。
1年間に人口10万人当たり1~2人程度が発症する。
年齢は40代から60代が多く、男性が女性の2倍ほどを占めます。
有名人だと、
- 元ヤンキースのルー・ゲーリッグ選手
- 中国の政治家・毛沢東
- 宇宙兄弟のシャロン
が有名です。
ALSを発症した有名人に関しては以下のページを参照してください♪
ALSの症状って?
初期症状
初期症状には2パターンがあります。
- 手や指、足の筋肉が弱くなりやせ細る
ALSの患者さんのうち約4分の3の人がこのパターンです。
ドラマでは三浦春馬も足をつったり、自転車を倒してしまったりしてましたよね。
あれは、手足の筋肉が自分が思っている以上に
やせ細っているからです。
- 話しにくくなったり、食べ物を飲み込みにくくなる(嚥下障害)
ALSの患者さんのうち約4分の1の人がこのパターンです。
舌やのどの筋肉が弱まり、このような症状が現れます。
言葉が話しづらくなったり、唾液が飲みにくくなることで、
この初期症状を感じるようです。
進行が進むと?
進行が進むと、以下の症状が現れます。
- 手足の麻痺による運動障害
- コミュニケーション障害
- 嚥下障害(えんげしょうがい)
- 呼吸障害
- 眼球運動障害
- 感覚障害
- 床ずれ
ALSの原因は何?
ALSの原因ははっきり解明されていませんが、以下の6つの説が考えられています。
- ウイルス説
- 中毒説
- 神経栄養因子の欠乏説
- 自己免疫性説
- グルタミン酸過剰説
- フリーラジカル説
ポリオウイルスというウイルスが原因?
グアムなどで多発したことから環境による中毒か?
神経細胞の栄養不足か?
運動神経が攻撃されている?
グルタミン酸が過剰でその作用が以上になり、
運動神経細胞が変形する?
遺伝子の異常か?
ALSの治療方法は?
原因もはっきりわかっていないため、治療法も確立されていません。
ですが、iPS細胞を用いる治療法が将来期待されています。
科学の進歩により、少しでも多くの人が助かると良いですね。