就職活動も本格的になってきましたね。
面接では1対1の時もありますが、
3対1の面接が多いですよね。
なぜ面接官は3人もいるのでしょうか?
その理由を知れば、落ち着いて面接ができるかも・・・
なぜ面接官は3人なのか
面接官が3人いる理由は主に2つあります。
順にご説明しますね♪
①公平な視点で採用を決めるため
面接官も人間なため、1人1人の好みがあります。
ですが、就職試験は企業で活躍できる人材を見極めるもの。
1人の人間の好みだけでは決められません。
1人の人間を採用することは、
数億円の買い物をすること同じだと言われます。
これから採用する人がもたらすであろう収益が
その人に支払う給料や経費を上回らなければ意味がありません。
それくらい企業にとって、
「採用する」ということは重大なことなんです。
ですから、慎重かつ公平に面接するために3人の面接官がいます。
面接を複数行う理由もこれと同じですね。
②役割分担をしている
面接官の全員が面接を受ける人に質問をするわけではありません。
面接官には役割があります。
質問者、観察者、書記、業務内容の説明、
キツイ質問担当、ゆるい質問担当・・・
これらを見極めることが面接攻略のポイント。
3人全員から色んな質問をされると頭が混乱しますが、
誰からどのような質問が来るのかを把握できれば、
少しは気が楽になりますよね。
また、採用決定権の優劣がある場合もあります。
なるべく公平な視点で面接をしていますが、
上司の意見が強くなってしまうのは当然のことですよね。
誰に対して話せば良いのか?
3人も面接官がいると誰に向かって話せば良いのか困りますよね。
誰に話せば良いのか、3つのポイントをご説明します。
①質問者に対して回答する
最初の基本は質問者に視点を向けて話しましょう。
相手が複数だとしても、基本は人間対人間のコミュニケーションです。
視点をキョロキョロさせるよりも
質問者に対してしっかりと回答することが大切です。
質問者から見た視点と、観察者から見た視点は違います。
姿勢、受け答えのタイミング、目の動きなど、
質問者とあなたのコミュニケーションを観察者は見ています。
なので、しっかりと質問者に向かって回答することで、
質問者としっかりコミュニケーションができているということから、
観察者の評価も上がります。
まずは質問者に対して回答することで、
落ち着いて面接がすることができるでしょう。
②全体に視点を移していく
質問者に対して回答し、落ち着くことができたら、
徐々に他の面接官にも視点を移せると好印象です。
ですが、目だけを動かすと挙動不審気味になるので、
ゆっくりと顔を動かしながら視点を移すようにしましょう。
③採用決定者に対して話す
これは高度なレベルですが、全体に視点を移すことができて、
状況も把握することができたら、
採用決定権がある人もわかってくるはずです。
特にその人に対して訴えかけるように話すことができれば、
あなたの内定の可能性は高まります。
面接はプロ野球のドラフト会議みたいなものです。
ドラフト下位だとしても、企業はあなたを欲しがって採用しているのです。
たとえ他の企業に目をつけられなかったとしても、
他の企業があなたの才能に目をつけて、才能を引き出すかもしれません。
そのチャンスを逃さないためにも、
こちらからの一方通行ではなく、
面接官とコミュニケーションすることを考えていきましょう。