歌手のYUIさんが、パニック障害の診断を受け、
音楽フェスの出演をキャンセルという事態になりました。
パニック障害という病気は、
堂本剛さんや高木美保さんなどが発症するなど、
決して珍しくない病気です。
パニック障害とはどのような病気なのでしょうか?
パニック障害って何?
パニック障害とは、
突然の動悸や呼吸困難など、身体の症状に加えて、
強い不安感や恐怖感など、精神的な症状が伴うパニック発作です。
パニック障害は、突然起こる病気ですが、
救急車を呼んで、病院に運び込まれたとしても、
その時には身体の症状が消え、身体の異常が見られない、ということもあります。
診察してもらう頃には、身体的な症状が収まることが多く、
精神的な症状は周囲から理解されないことがく、
孤独な病気と言われています(;_;)
しかし、パニック障害は決して珍しい病気ではありません。
生涯の中でパニック障害を患う人は、
約50人の1人が発症しています!
芸能人の中でも、以下のように数多くの方が患っているんです(゚д゚)
- YUI
- 中川剛
- 円広志
- 長嶋一茂
- 堂本剛
- 高木美保
- 森昌子
- 今井美樹
- 島田紳助
- ニコラスケイジ
- マイケルジャクソン
パニック障害の症状
パニック障害の症状には段階があり、
症状が進むにつれ、精神的な症状が強くなり、
うつ病を併発する可能性も高くなるので注意が必要です!
第一段階(初期症状)
第一段階の初期症状としては、以下の症状が現れます。
- 突然激しい不安感
- 目まい
- 周囲の恐怖心
- 動悸
- 体の震え、手の震え
- 手や背中などの発汗や冷や汗
- 呼吸がしずらい
このような症状が、大きくなるとパニック発作が起こります。
この発作は数分でピークに達し、10分~1時間程度で収まりますが、
症状が進行すると、初期症状が繰り返し起こるようになります。
第二段階(予期不安)
初期症状が多く起こるようになると、
「この症状がまた起きるのではないか」のような恐怖心が強くなります。
そうなると、死に対する不安や、自分が狂ってしまうのではないか、
という不安が強くなる「予期不安」という第二段階の症状が現れます。
第三段階(広場恐怖)
第二段階の予期不安がさらに強くなると、
「広場恐怖」という第三段階の症状が現れます。
パニック発作を起こした場所に行くと、
その発作に対する恐怖や、予期不安を思い出してしまい、
その場所を避けるようになります。
パニック発作を起こす場所は特殊な場所ではありません。
電車やバス、人ごみ、エレベーターなど、身近な場所で
何度も発作を起こしてしまいます。
したがって、この症状がさらに進むと、
「人前や道端でパニックになるかもしれない」という不安から
外出さえもできなくなってしまう「広場恐怖」に繋がってしまいます。
まとめ
ストレス社会である現代では、
パニック障害は決して珍しくありません。
初期症状の段階でしっかり治療を行えば、 数ヶ月で完治することが多いですが、
病気の認識が遅れ、「広場恐怖」の症状まで出てしまうと、
治療が長期になりがちです。
なので、初期症状が出てるかもしれない・・・という方は、
決して珍しくない病気ですので、早めに病院で診察してもらいましょう!