お正月になると記念写真を撮る機会が多くなりますよね。
そこで思わずしてしまう「ピースサイン」
海外旅行に行ったときや、外国人の前でやるとマズイかも・・・
ピースサインについてまとめてみました。
ピースサインってどんな意味があるの?
ピースサインの歴史を調べると2つの説がありました。
①チャーチルが「VICTORY」の意味でVサインを使用した説
第二次世界大戦中にイギリスの首相チャーチルが、戦争の継続と勝利への強い意思を表現するためにVサインを使用しました。
つまり「VICTORY」のVを取って、Vサインです。
そして、あくまでも噂ですがVサインがなぜピースサインになったのかというと、
第二次世界大戦中、原爆投下の話を聞いたチャーチルが得意のVサインをしました。
そこで、記者が「勝利のVサインですね」と質問すると、
「これは平和(ピース)のサインだ。
世界の平和は、この二本、広島・長崎によってもたされる」
と答え、ピースサインになったとも言われています。
いずれにせよ、第二次世界大戦と関係が深いと言えますね。
戦争直後に使ったら、非難されていたでしょうね。
②百年戦争で挑発するサインの意味で使用された説
百年戦争においてイングランド軍の弓兵が、敵であるフランス軍を挑発するサインとして使用しました。
イングランド軍の弓兵は強力であったため、フランス軍の捕虜にされれば、
二度と弓を引けないようにするために、指を切り落とされました。
イングランド軍は、その指をあえて見せ付け、
「切り落とされるなら、切り落としてみろ」という意味で、
2本の指をVサインにして挑発しました。
なぜピースサインは日本で流行したの?
今や日本で写真撮影のポーズの定番は、ピースサインですね。
上のような歴史があるにも関わらず、なぜ普及したのでしょうか。
これにもいくつか説があります。
①1960年代末の全共闘で学生たちがピースサインをしている姿をテレビで見て真似をした影響
②「サインはV」(バレーボール漫画)の影響
③1972年に井上順がCMで使用した影響
④「巨人の星」(野球漫画)の星一徹のVサインの影響
やはり、現代と同じようにテレビの影響が強いようですね。
ピースサインはなんでダメなの?
ピースサインを海外で行うとちょっとマズイかも・・・
なぜなら、上の歴史にもあるように、ピースサインは「勝利・反戦・平和」という意味を持つのと同時に、
ギリシャでは「くたっちまえ」という意味にもなるからです。
「手のひらを”外に”向ける」普通のピースサインは、海外でも使われていますが、
「手のひらを”内に”向ける(手の甲を外)」ピースサインは、「侮辱・卑猥」の意味に変わるため使わないほうが良いです。
イギリスではファックユーと同じ意味でもあるそうです。
「手のひらを”内に”向ける」ピースサインは、外国人にとっては常識のない人って思われちゃうかもしれませんね。
ピースサインはみんながやるポーズです。
これを機に自分だけのポーズを見つけたら面白いかも(・∀・)