サラリーマンで、毎晩お酒を飲んで帰ってくる旦那さん。
「ただいま~お風呂沸いてる~?」
と言い残し、そのままお風呂に直行。
しかし、1時間、2時間経っても、
お風呂から出てこない・・・。
「まさか・・・!」
と思って、急いでお風呂を確認すると、
結局、お風呂で寝てただけ・・・。
なんてこと、ありますよね。
ですが、入浴中に溺死した、という話も聞きますし、
本当に、心配になります。
そこで、
なぜ、お風呂で寝ると危険なのか?
ということについて、
徹底的に、調べあげました!
早速、その理由から見ていきましょう。
なぜ、入浴中の居眠りは危険なのか
私も、入浴中に、寝ちゃったことがありますが、
確かに、気持ち良い。。。
ですが、
実は、あれは
正確には、居眠りではなく、失神状態なんです。
そのメカニズムは、以下の通りです。
お風呂に入浴すると、血圧が上昇。
しばらくすると、体が体温が上がり過ぎないように、
血管を広げて、血圧が下がる。
そのまま、血圧が下がり続けると、
脳に血液が行きにくくなり、ボーっとする。
(立ちくらみや目まいと、同じ症状)
さらに、それが続くと、意識障害になる(失神状態)
気持ちよくなっているのは、ボーっとしている状態で、
周りの温度も、暖かいので
気持ちよく感じているだけ(´Д` )
冬の寝起きで、
暖かい布団の中が気持ち良いのと、同じです。
さらに、失神状態が危険なのは、
こんな理由があるからです。

普通に、居眠りしている時は、
口に水が当たったりしたら、気付きますよね?
ですが、お風呂の居眠りの場合は、
口や鼻に、お湯がついていても、
失神状態なので、気付きにくいんです!
そして、急に意識が戻った時に、
パニック状態に、なってしまうことで、
お湯を口や鼻から吸い込み、溺死。。。
という、恐ろしいことに、なってしまいます。
とは言っても、
めったに、死亡事故にはならないだろ~って、お思いじゃないですか?
そんなことはありません。
日本の入浴中の死亡事故は、
厚生労働省によると、
なんと、、、
年間1万4000人!!
これは、溺死以外に、他の死因も含みますが、
交通事故死よりも、1.5倍くらい多いんですよ。
もはや、他人事の話ではないですよね(;゚Д゚)
特に、お酒を飲んでいる時は、
正常な判断ができないので、本当に危険(゚д゚lll)
旦那さんが、お酒を飲んで帰ってきた時は、
「お風呂なんか入らないで良いから、寝て!」
と言って、朝に入浴させた方が、まだ安心です。
ですが、そんな忠告を、
快く受け入れる人も、少ないですよね。
そこで、次に、
入浴中に居眠りしないための、対策をご紹介します!
入浴中の居眠り対策
入浴中の居眠り対策を、3つご紹介しますねっ!
38度くらいのお風呂に入った場合は、
通常時よりも、血圧が下がりにくくなります。
これは、入浴始めに、血圧が急上昇しないため、
体の血圧調整も、少ないからです。
逆に、42度以上であると、
血圧が下げすぎることが、あります!
これは、あまりにも熱い温泉に入ると、
すぐに、のぼせちゃうのと、同じ原理です。
先ほどお話したように、
失神状態は、血圧が下がりすぎることが原因です。
ですので、家族に居眠りをする人がいる場合は、
設定温度を、低めに設定しておきましょう!
これは、単純に、
失神状態になる前に、目覚まし代わりにします!
15分くらいの入浴が、
最もリラックスできて、最適な時間なので、
15分くらいで、アラームをセットすることが、オススメですよ♪
①と②をしてダメなら、
お湯を半分くらい抜いて、半身浴状態にしましょう。
長風呂をする場合は、半身浴の方が
血液の循環を良くしてくれるので、
失神状態に、なりにくいんです。
お湯が、口や鼻につく心配もありません。
しかも、疲労回復にも効果があるので、
疲れた体には、一石二鳥ですよ♪
最後に
今回の記事、いかがだったでしょうか?
入浴中の居眠りは、本当に怖いですよね。。。
大丈夫だろうと、気を抜いて、
事故が起きてからでは、後の祭り。
旦那さんや、家族の方にも、忠告して
しっかりと、対策していきましょう!